a は Anchor(アンカー) の略です。他の文書などへのリンクテキスト(古い呼び名でアンカー)を表示します。
<a href="http://www.example.com/">リンク先にジャンプ</a> <a href="index.htm">同フォルダの別ファイルにジャンプ</a> <a href="../xxx/index.htm">別フォルダの別ファイルにジャンプ</a> <a href="index.htm#XYZ">リンク先の特定位置にジャンプ</a> <a href="#XYZ">同じファイル内の特定位置にジャンプ</a> <a href="mailto:foo@example.com">メールアドレスにメール送信</a> <a href="ftp://www.example.com/xxxx.zip">FTPを用いたダウンロード</a>
<a href="...">の形式は、リンクを表示するのに用います。
<a href="http://www.yyy.zzz/xxx/yyy/zzz.html">ZZZ</a>
ファイルが同じサーバにある時は、http://~ を省略することができます。
<a href="/xxx/yyy/zzz.html">ZZZ</a>
ファイルが同じフォルダにある時は、/xxx/yyy/ の部分も省略することができます。
<a href="zzz.html">ZZZ</a>
ファイルがひとつ上のフォルダにある場合は、「ひとつ上の」を意味するドットドット(..)を用いて次のように表現します。
<a href="../index.html">戻る</a>
ひとつ上のフォルダの中の、xyz というフォルダの中の、index.html というファイルを参照するには次のようにします。
<a href="../xyz/index.html">ZZZ</a>
古い HTML では名前付けに <a name="..."> を使用していましたが、現在では id 属性を使用します。id 属性で名前をつけ、href="#..." でリンク先として参照することができます。
<h4>目次</h4> <ul> <li><a href="#hajimeni">はじめに</a> </ul> <h4 id="hajimeni">はじめに</h4> <p>この文章は...</p>
別のページの特定場所にジャンプさせるには、次のようにします。
<a href="betupage.html#ABC">別ページのABCにジャンプ</a>
http://~/ や、http://~/~/ のように、ファイル名を省略して指定した場合は通常、index.html、index.htm、default.htm などの省略時のファイルが表示されます。省略時のファイルが存在しない場合は、サーバーの設定によって、フォルダの中のファイルの一覧が表示されたり、エラーとなったりします。
http://~/ディレクトリ名/ の最後のスラッシュ(/)は無くても動作しますが、極力指定するようにしましょう。これを省略すると、ブラウザとサーバーの間で「http://~/~ を頂戴」、「http://~/~/ じゃないとやだね」、「http://~/~/ を頂戴」....のように、無駄な通信が発生します。
例えば http://~/~/ を開くと http://~/~/index.html が読込まれますが、両者は別の URL として認識されますので、ブラウザのキャッシュが効きません。 <a href="index.html">[戻る]</a> とするところを <a href="./">[戻る]</a> とするとよいのですが、これだとローカルマシンでテストする際に不便なので困ったものです。