<a href="☆"> や <img src="☆"> などの ☆ の箇所には、リンク先や画像のURLを指定します。URL(Uniform Resource Locator)は、HTML文書や画像などの場所を示す名前です。
例えば、このページの URL は次のようになります。
http://www.tohoho-web.com/html/attr/url.htm
ここで、ファイルやフォルダの構造は次のようになっていると仮定します。
html index.htm attr url.htm memo intro.htm
サーバーが80番以外のポート番号を使用している場合(通常は80番です)は、次のようにします。
http://www.tohoho-web.com:8080/html/attr/url.htm
同じサーバー上のファイルであれば、http://サーバ名 を省略することができます。
/html/attr/url.htm
同じフォルダ内のファイルであれば、フォルダ名部分も省略することができます。
url.htm
これは、現在のフォルダを意味するドット(.)を用いて以下のように表現するのと同じ意味をもちます。
./url.htm
ひとつ上のフォルダのファイルを参照するには、「ひとつ上のフォルダ」を意味するふたつのドット(..)を用います。
../index.htm
ひとつ上のフォルダの中の、memoというフォルダの中の、intro.htm というファイルを参照するには、次のようにします。
../memo/intro.htm
<a href="☆"> や <area href="☆"> で使用する場合、URL の後ろに #名前 をつけることにより、<a name="名前">~</a> で指定した場所(ページの途中)にジャンプさせることができます。(→ <a>)
../memo/intro.htm#Support
上記ではHTTPについてのURLを紹介しましたが、HTTP以外にもいろいろ使用されます。例えば、FTPでは次のような形式になります。
<a href="ftp://xxx.yyy.zzz/dir/file.zip">~</a>
FTPのユーザ名(例えば tanaka)とパスワード(例えば himitu)を指定する場合は、次のようにします。
<a href="ftp://tanaka:himitu@xxx.yyy.zzz/dir/file.zip">~</a>
ただし、この形式は、ユーザー名とパスワードがサーバーのアクセスログなどに残ってしまうため、セキュリティ上はあまり使用しないようにしましょう。
下記の形式の URLが指定された <a href="☆">~</a> をクリックすると、そのメールアドレスにメールを送信するためのメールソフトが起動します。詳細は「mailto:を利用する方法」を参照してください。
<a href="mailto:tanaka@xxx.yyy.zzz">~</a>
i-mode では、<a href="tel:~">~</a> を用いることにより、そのリンクをクリックした時に、その電話番号に電話をかけることができます。
<a href="tel:0312345678">~</a>
下記のようにして、JavaScript を実行することもできます。しかし、JavaScriptに対応していないブラウザを考慮すると、あまり使用しない方がよいでしょう。
<a href="javascript:alert('Hello!!')">~</a>
URL(Uniform Resource Locator)は、RFC1738 で定義されています。
HTML4.01 では、URL の概念を拡張して URI(Uniform Resource Identifiers - RFC2396)という仕様を取り入れています。URL が、リソースの物理的な場所を示すのに対し、URI はリソースの仮想的な名前を定義するらしいのですが、現状ではまだあまり区別されていないようです。
URI で使用可能な文字(すべて半角文字です)を以下に示します。チルダ(~)は、URLでは使用できませんでしたが、URIになって使用が許可されました。
A-Z a-z 0-9 - _ . / ~ , $ ! * ' ( ) ; : @ = & +
上記以外の記号や日本語は、%nn の形式にエンコードしてやる必要があります。nn の部分には16進数の文字コードを指定します。例えば空白文字(20H)を含むURLは次のようになります。
http://xx.yy.zz/Program%20Files/
Google Chrome 90以降、Microsoft Edge 83 以降では、下記のようなリンクをブラウザで開くと、text= で指定したテキストが表示されている箇所に自動的にスクロールし、該当テキストをハイライト表示させることができます。画面をスクロールさせるとハイライトは消えます。
http://~/~#:~:text=...https://www.tohoho-web.com/html/attr/url.htm#:~:text=JavaScript