HTML5 で新たに追加された要素で、一般的なセクション(章)を記述します。
セクションの中では、セクションの外とは独立したアウトラインを形成します。例えば、下記のような文書をケースに説明します。
<h1>AAA</h1> <p>aaa...</p> <h2>BBB</h2> <p>bbb...</p> <h2>CCC</h2> <p>ccc...</p>
これを、sectionで表現すると次のようになります。
<section> <h1>AAA</h1> <p>aaa...</p> <section> <h2>BBB</h2> <p>bbb...</p> </section> <section> <h2>CCC</h2> <p>ccc...</p> </section> </section>
HTML5 では、セクションの中と外はアウトラインが独立しているため、セクションの中の h2 を h1 で表記しても構わないとされました。
<section> <h1>AAA</h1> <p>aaa...</p> <section> <h1>BBB</h1> <p>bbb...</p> </section> <section> <h1>CCC</h1> <p>ccc...</p> </section> </section>
これを、Google Chrome の HTML5 Outliner などの HTML5 アウトライン表示ツールで表示すると下記の様に、BBB や CCC は、AAAセクションの子セクションになります。
1. AAA 1. BBB 2. CCC
しかし、HTML 5.1 では上記の仕様は廃止され、子要素の section には、<h1> ではなく、<h2> を用いるように再度仕様変更されています。