<layer> - レイヤ

目次

概要

形式
[非推奨] <layer>～</layer>
サポート
Netscape 4
タグの省略
開始タグ：必須、終了タグ：必須
包含可能要素
ブロック要素 / インライン要素

説明

layer要素は Netscape Communicator 4.0 のダイナミックHTML技術の中核としてサポートされましたが、現在ではほとんど使用されていません。

レイヤは、テキスト、画像、他の HTML 文書などを乗せたシートのようなものです。JavaScript を用いることで、レイヤの位置を変更したり、非表示にしたりなど、ダイナミックな効果を持つページを作成することができます。

JavaScript からは、document.layers["id1"] の形式でアクセスできます。id1 は、<layer> や <ilayer> の name または id 属性で指定した名前です。

<ilayer> と <layer> の違いは、<ilayer> がインラインで表示されるのに対し、<layer> はその存在が無視された状態で、次のテキストが表示される点が異なります。

属性

共通属性

グローバル属性
詳細は グローバル属性 を参照してください。

固有属性

background=url
[非推奨] N4
背景画像を指定します。
bgcolor=color
[非推奨] N4
背景色を指定します。
clip=n,n,n,n
[非推奨] N4
このレイヤの可視部の矩形を左、上、右、下の順に "20,20,50,100" のように指定します。"50,100" と省略した場合は "0,0,50,100" と同じ意味になります。
height=n
[非推奨] N4
このレイヤの高さをピクセルまたはパーセンテージで指定します。
src=url
[非推奨] N4
このレイヤの中に表示する文書のURLを指定します。この属性を省略すると、<layer>～</layer>で囲まれた文書が表示されます。
visibility=bisibility
[非推奨] N4
このレイヤの表示状態を指定します。
show
表示する(既定値)
hidden
表示しない
inherit
親のレイヤに従う
width=n
[非推奨] N4
このレイヤの横幅をピクセルまたはパーセンテージで指定します。

表示位置属性

left=n
[非推奨] N4
このレイヤを表示する横方向の位置をページの左上隅からの絶対値(ピクセル)で指定します。
pagex=n
[非推奨] N4
このレイヤを表示する横方向の位置を親のドキュメント(レイヤ)からの沿う対置(ピクセル)で指定します。
pagey=n
[非推奨] N4
このレイヤを表示する縦方向の位置を親のドキュメント(レイヤ)からの沿う対置(ピクセル)で指定します。
top=n
[非推奨] N4
このレイヤを表示する縦方向の位置をページの左上隅からの絶対値(ピクセル)で指定します。

重なり具合指定属性

above=name
[非推奨] N4
複数のレイヤがある場合の重なる順番を指定します。name には他のレイヤの name や id 属性の名前を指定します。above=xxx とすると、xxx レイヤがすぐ上のレイヤになります。
below=name
[非推奨] N4
複数のレイヤがある場合の重なる順番を指定します。name には他のレイヤの name や id 属性の名前を指定します。below=xxx とすると、xxx レイヤがすぐ下のレイヤになります。
z-index=n
[非推奨] N4
複数のレイヤがある場合の重なる順番を指定します。この値が大きなレイヤほど上に表示されます。

使用例

HTML
<layer bgcolor="#ff9999" top=0  left=0  width=100 height=100>AAA</layer>
<layer bgcolor="#99ff99" top=30 left=30 width=100 height=100>BBB</layer>
<layer bgcolor="#9999ff" top=60 left=60 width=100 height=100>CCC</layer>
表示
AAA
BBB
CCC

※ Netscape Communicator以外のブラウザのために、スタイルシートを用いて表現しています。

Copyright (C) 1996-2017 杜甫々
初版:1996年9月10日 最終更新:2017年12月31日
https://www.tohoho-web.com/html/layer.htm