この属性を指定したタグで囲まれたエレメントの言語を指定します。lg には、言語コードを指定します。例えば日本語の場合は lang="ja" と指定します。
Chrome や Firefox では、q 要素で自動表示される引用符が lang="ja" の場合は 「...」、lang="en" の場合は "..." となったり、Windows 版 Firefox ではデフォルトのフォントが lang="ja" の場合は日本語も英語も "Meiryo"、lang="en" の時は日本語は "Meiryo"、英語は "Times New Roman" で表示されるなど、lang 情報により若干の差異はあるようです。
Google による発言では、a や link 要素の hreflang 属性は見ているが、lang 属性はまったく見ていない(→ 詳細) と言っていたのですが、実際には、Google Chrome の自動翻訳で言語情報を識別するために使用しているようです。lang="ja" を記述しないと、ブラウザの右上に「日本語に翻訳しますか?」などのメッセージが表示されることがあるので、指定した方がよさそうです。(2021年8月15日追記)
通常は html 要素に指定します。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"> <title>タイトル</title> </head> <body> : </body> </html>
一部が別言語の場合はその箇所に指定したりします。
<p>...には、次のように書かれています。</p> <blockquote lang="en"> The lang attribute (in no namespace) specifies the primary language for the element's contents and for any of the element's attributes that contain text. Its value must be a valid BCP 47 language tag,... </blockquote>
言語コードに大文字・小文字の区別はありません。
<div lang="ja">...</div> <div lang="JA">...</div>
言語コードには下記などがあります。
ja(日本語)、zh(中国語)、ko(韓国語)、en(英語)、de(独語)、fr(仏語)、it(伊語)、ru(露語)...
ひとつの言語でも複数の国や地域によって差異がある場合はサブコードを指定することもあります。
en-US(米国英語)、en-GB(英国英語)
lang 属性に指定できる形式の詳細は BCP47(RFC5646) という文書で、指定可能な言語の一覧は IANA の Language Tags で規定されています。