Webサーバーの定番である Apache を Windows で使用する方法について紹介します。
まずは、Apache の Windows 版(日本語版)を入手します。私の場合は http://www.apache.jp/ → [ダウンロード] → [適当なサーバ] → [binaries] → [win32] → [apache_1_3_14_win32.exe] (約3.34MB)をダウンロードしました。
ダウンロードした apache_1_3_14_win32.exe をダブルクリックしてインストールします。メッセージは英語ですが、[Next] や [Yes] のボタンを押していけばインストールできると思います。標準では、C:\Program Files\Apache Group\Apache にインストールされます。
[スタート]-[プログラム]-[Apache Web Server]-[Management]-[Start Apache] でコマンドプロンプトが開いて、Apache が起動します。終了は [Stop Apache] を実行してください。
Internet Explorer などのブラウザから、http://127.0.0.1/ にアクセスしてみましょう。127.0.0.1 は自分自身を意味する特別なアドレスです。ネットワークの接続ダイアログが表示される場合は [キャンセル] して構いません。Apache のトップページが表示されれば成功です。
http://127.0.0.1/manual/ には Apache のマニュアルがあります。よく見ることになるのは [Run-time configuration directives] あたりでしょうか。http://www.apache.jp/ には日本語のマニュアルもあります。
Apache のトップページは、インストールフォルダ(通常 C:\Program Files\Apache Group\Apache)の下の htdocs フォルダの下にあります。manual フォルダ以外は全部捨ててしまって構いません。捨てるのが不安であれば htdocs の下に apache フォルダでも作成してそこに放り込んでおきましょう。このフォルダの下に好きな内容の index.html を作成して、http://127.0.0.1/ で見てみましょう。
インストールフォルダ(通常 C:\Program Files\Apache Group\Apache)の下の conf\httpd.conf ファイルをメモ帳などのテキストエディタで開いてみましょう。オリジナルのファイルが別にある(httpd.conf.default)ので、少々書き換えてしまっても平気です。重要な設定項目について簡単に紹介します。
その他の設定項目の詳細は、Apache のマニュアルや下記のサイトなどを参照してください。
CGIを使えるようにするには、httpd.conf の Options 項目に ExecCGI が指定されていること、また、CGI と見なすファイルの拡張子に対して AddHandler cgi-script が指定されている必要があります。
Options +ExecCGI AddHandler cgi-script .cgi
<Directory> セクションがあると、そちらの設定の方が優先される場合があるので注意してください。確実に指定したい場合は、httpd.conf ファイルの末尾に下記の記述を追加してください。
<Directory "C:/Program Files/Apache Group/Apache/htdocs"> Options +ExecCGI AddHandler cgi-script .cgi </Directory>
SSIを使えるようにするには、httpd.conf の Options 項目に Includes が指定されていること、また、SSI を有効とするファイルの拡張子に対して AddType text/x-server-parsed-html が指定されている必要があります。
Options Includes AddType text/x-server-parsed-html .shtml .html