IE5.0では日本語のなどのルビ用のタグ<ruby>が追加されました。これによって、日本語にルビをふることができるようになりました。
あ じ さ い
紫陽花が咲いてる。
※ 未対応のブラウザでもイメージを確認できるように、<ruby>を使用しない方法で表示しています。
上記の実例のHTMLコードは次のようになります。
<ruby> <rb>紫陽花</rb> <rp>(</rp> <rt>あじさい</rt> <rp>)</rp> </ruby> が咲いてる。
<rp>~</rp>は、<ruby>に未対応のブラウザへの配慮で追加されたタグです。対応ブラウザはこの部分を無視します。これにより、未対応ブラウザであっても、「紫陽花あじさいが咲いてる。」とはならずに、「紫陽花(あじさい)が咲いてる。」のように表示されます。
以下のように<rb>や</rt>などを省略することもできます。
<ruby>紫陽花<rp>(<rt>あじさい<rp>)</ruby>が咲いてる。
<ruby>は、日本が中心となって提案し、1995年5月にW3Cのワーキングドラフトとなりました。仕様書は下記から入手可能です。
ルビに関連するスタイルシートプロパティとして、IE5.0にはruby-align、ruby-overhang、ruby-positionも実装されました。ルビを表示する位置などを指定することができます。
IE5.0では、<rb>の実装をサボっている(もしくは、IE5.0が実装した頃にはまだ<rb>が定義されていなかった?)ようです。<rb>にスタイルシートを指定しても無視されてしまいます。