とほほのVim入門(その他)

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目次

行番号

:number(:nu) : 現在カーソルがある行の行番号を表示する
:# : :number と同じ
:= : 最終行の行番号を表示する
:set number : 行の左に行番号を表示する
:set nonumber : 行番号を表示しない

ビジュアルモード

ビジュアルモードを利用して、文字単位、行単位、矩形形式の領域をビジュアルに選択することができます。ビジュアルモードで選択した領域に対して y, d, x, c でコピー、削除、カットすることができます。

v : 文字単位のビジュアルモードを開始
V : 行単位のビジュアルモードを開始
Ctrl-v : 矩形型のビジュアルモードを開始
["x]y : (ビジュアルモードの選択領域を)コピーする (レジスタxに格納)
["x]d : (ビジュアルモードの選択領域を)削除する (レジスタxに格納)
["x]x : (ビジュアルモードの選択領域を)削除する (レジスタxに格納)
["x]c : (ビジュアルモードの選択領域を)カットする (レジスタxに格納)
gv : 前回の選択範囲を再度選択

Ctrl-v で矩形選択をしている時に IA で矩形領域の先頭や末尾に同じ文字列を挿入することができます。この機能は、Vim が +visualextra モードでコンパイルされている必要があります。モードは vim --version で調べることができます。

Istring<Esc> : 矩形領域の各行の先頭に string を挿入する
Astring<Esc> : 矩形領域の各行の末尾に string を挿入する

情報表示

Ctrl-g : 現在のファイルに関する情報(ファイル名、行番号、ファイル行数など)を表示
g Ctrl-g : 現在の行に関する情報を表示
ga : カーソル位置の文字のASCIIコードを表示
g8 : カーソル位置の文字のUTF-8コードを表示

ディレクトリ

:pwd : カレントディレクトリを表示する
:cd dir : カレントディレクトリを変更する
:chdir(:chd) dir : カレントディレクトリを変更する

対応する括弧の強調表示

:DoMatchParen : 対応する括弧を強調表示する
:NoMatchParen : 対応する括弧を強調表示しない

スワップファイルとリカバリ

編集中にマシンがシャットダウンしてしまったなどの理由でせっかく編集した内容が消えてしまわないように、Vim ではスワップファイルによるリカバリ機能を有しています。ファイル編集中は .filename.swp という名前のスワップファイルが作成されます。Vim が正常に終了するとスワップファイルは削除されます。Vim 起動時にスワップファイルが残っているとその旨の警告メッセージを表示します。Vim-r オプション付きで起動するか、編集中に :recover コマンドを実行するとスワップファイルの内容を復元することができます。

vim -r filename
:recover

簡易モード

初心者のために通常のエディタと同じように、起動時から挿入モードで動作します。vim-y オプション付きで起動するか、evim コマンドがサポートされている場合は evim コマンドを起動します。

vim -y file...
evim file...

簡易モードの詳細については下記を参照してください。Ctrl-Q で終了するはずですが、TeraTerm を経由した Ubuntu 上の Vim では Ctrl-Q などが効かず、別ターミナルから kill しないと終了できませんでした。

ヘルプ

<F1> : ヘルプを表示 (<Help>でも可)
K : カーソル位置にある単語を keywordprg で指定されたコマンド(Linuxの場合はデフォルトmanコマンド)で調べる

その他

<Esc><Esc> : 入力中のコマンドや検索をキャンセル
Ctrl-l : 画面を再描画
[N]gs : N秒間スリープする

Copyright (C) 2023 杜甫々
初版:2023年8月6日 最終更新:2023年8月13日
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