とほほのVim入門(コマンド引数)

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目次

ヘルプ・情報表示

--help : ヘルプを表示して終了
-? : --help と同じ
-h : --help と同じ
--version : バージョン情報やコンパイルオプションを表示して終了

モード

-R : 読み取り専用モードで開く (viewコマンドと同じ)
-m : 書き込み禁止モードで開く
-M : 編集禁止モードで開く
-v : Viモードで開く (viコマンドと同じ)
-e : Exモードで開く (exコマンドと同じ)
-E : 拡張Exモードで開く
-s : サイレントモード(バッチモード)で開く(Exの場合のみ)
-d : Diffモードで開く(vimdiffコマンドと同じ)
-y : 簡易モードで開く(evimコマンドと同じ)
-b : バイナリモードで開く
-Z : 制限モードで開く。外部コマンドの実行が抑制される
-l : Lispモードで開く
-D : デバッグモードで開く
-A : アラビア語モードで開く
-H : ヘブライ語モードで開く

設定ファイル

-u file: ~/.vimrc の代わりに file を読み込む
-i file : ~/.viminfo の代わりに file を読み込む

スワップファイル

-n : スワップファイル(.filename.swp)を作成しない
-r : ファイル名指定なしの場合、スワップファイル の一覧を表示する
-r : ファイル名指定ありの場合、スワップファイルから編集中断したファイルをリカバリする
-L : -r と同じ

開始位置

+ : 起動時にカーソルをファイルの末尾に移動する
+[n] : 起動時にカーソルをファイルの n 行目に移動する

コマンド

--cmd command : .vimrc を読み込むより前に command を実行する (例: --cmd ":set number" file)
--c command : .vimrc を読み込んだ後に command を実行する
-s file : ファイル読込後に file に記述されたコマンドを実行する(ノーマルモードコマンド使用可能)
-S file : ファイル読込後に file に記述されたコマンドを実行する(ノーマルモードコマンド使用不可)
-w file : Vim 起動中に実行したコマンドを file に追記する
-W file : Vim 起動中に実行したコマンドを file に上書きする

ウィンドウ

-o n : 縦方向に n 個のウィンドウに分割した状態で起動する
-O n : 横方向に n 個のウィンドウに分割した状態で起動する

マルチタブ

-p[n] : n個のタブがある状態で起動する (→マルチタブ)

暗号化ファイル

-x : ファイルを暗号化して保存する

互換モード

-C n : vi互換モードで起動する (:set compatible)
-N n : vi非互換モードで起動する (:set nocompatible)

端末

-T terminal : 端末タイプを指定する
--not-a-term : 入力や出力が端末でなければ警告する
--ttyfail : 入力や出力が端末でなければ終了する

その他

-- : 以降の引数はハイフン(-)で始まっていてもオプションとはみなさない
--noplugin : プラグインを読み込まない
--clean : Vimオリジナルモード(Vi非互換、プラグインなし、viminfoなし)で起動する
--startuptime file : 起動処理の時間をfileに記録する(時間のかかるプラグインを解析する)
-V[N][file] : verboseレベルをNとする(規定値10)デバッグ情報をfileに出力する。

Copyright (C) 2023 杜甫々
初版:2023年8月13日 最終更新:2023年8月13日
http://www.tohoho-web.com/vim/vim-cmd-args.html