とほほママおススメのG・パルトロウ出演作品:恋に落ちたシェークスピア
- ダイヤルM(’98)
- 原作はKNOTT作の舞台劇『DIAL M FOR MURDER』。これをヒッチコックが映画化したのが『ダイヤルMを廻せ!』。さらに今風にリメイクされたのがこの『ダイヤルM』。
今ではプッシュホン式が当たり前になっている電話機ですが、以前は公衆電話などもダイヤル式で、まるい円盤にあけられた数字の穴を廻して電話をかけていました。アメリカの電話機には2から9の番号にアルファベットも割り当てられていているから、Mは電話番号の頭の数字を表しています。しかもMURDERのMに語呂を合わせて。映画の中で、夫の電話が妻殺害の合図になるから。でも、今回の『ダイヤルM』の原題はA PERFECT MURDERになっています。
で、ストーリーは・・・。妻エミリー(グウィネス・パルトロウ)の浮気に気づいた夫スティーブン(マイケル・ダグラス)。彼は妻の愛人の経歴を調べ上げ、その男に妻殺害の話をもちかける。何事も思い通りにならないと気が済まない夫が、妻の財産を狙って、妻の愛人を使った完全犯罪を計画したのだ。そして計画は実行に移された・・・。
狙われていた側のエミリー。国連に勤めているという彼女の堪能な語学力が幸いして、意図せずして警部を味方につけてしまったところが凄い。ラストシーンを見れば、彼女こそまさにPERFECT MURDER。警部さんがとっても存在感ありました。
- 恋に落ちたシェイクスピア(’98)
- 1593年エリザベス朝の時代、ウィリアム・シェイクスピア(ジョゼフ・ファインズ)はスランプに陥っていた。一方、富豪の娘ヴァイオラ(グウィネス・パルトロウ)は芝居好きで芝居小屋に通っていた。ヴァイオラはシェイクスピアの新作劇に出演したくて、女性が上がる事を許されていなかった舞台に、男性として潜り込んだ・・・。「ロミオとジュリエット」誕生の裏話を、シェイクスピア自身の恋と舞台シーンを交錯させて描いた物語。シェイクスピア劇の名場面名台詞がふんだんにちりばめられていました。エリザベス女王(ジュディー・デンチ)以下脇を固めるキャラクターもそれぞれにいい味出してます。アカデミー賞7部門受賞作品。おススメ。ディカプリオの『ロミオ+ジュリエット』も良かったけど、こういう切り口の「ロミジュリ」も新鮮でした。原題:Shakespeare in love。
- セブン(’95)
- キリスト教の「7つの大罪」をテーマにした連続殺人事件が発生する。引退間近のベテラン刑事(モーガン・フリーマン)と正義感の強い新人刑事(ブラッド・ピット)のコンビが犯人に迫る。衝撃のラストが話題となった映画です。グウィネスはピット君の妻役を演じました。原題:se7en。