とほほママおススメのA・バンデラス出演作品:マスク・オブ・ゾロ
- エビータ(’96)
- 大統領夫人エバ・ペロン(マドンナ)の訃報が流れ、アルゼンチンの人々が悲しみに暮れた。彼女は私生児として田舎町に育った。15歳で都会に出て男を踏み台に女優になり、やがてアルゼンチンの陸軍大佐ペロン(ジョナサン・プライス)と出会い、労働者階級を味方につけて大統領夫人になったのだ・・・。
下層階級からファーストレディーにかけのぼり、国民に聖女とあがめられたエビータの生涯をミュージカル映画化。物語の語り手にアントニオ・バンデラス。パトロンを変えながらのし上がっていくエビータ、豪華に着飾ってお金は使途不明、という描き方は、アルゼンチンで慕われているという聖女のイメージとは随分違ってシビアな描き方だなぁ。原題:EVITA。
- マスク・オブ・ゾロ
- 1821年メキシコ領カリフォルニア最後の総督ラファエルは宿敵ゾロ(アンソニー・ホプキンス)を捕らえ、ゾロの娘エレナを自分の娘にしてスペインへと帰国。牢獄で20年の時を過ごしたゾロは、ふたたびカリフォルニアに舞い戻ったラファエルから、娘を取り戻すために脱獄。かつてゾロを助けた少年で今は兄の復讐に燃える青年(アントニオ・バンデラス)にゾロとしての全てを伝授した。彼らはラファエルの野望をくじき、エレナ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)を取り返すために闘うのだった・・・。
新旧のゾロを見比べてみるのも面白いし、バンデラス版ゾロのちょっとドジでしかもかっこいいところが、なかなかGOOD。屋根から飛び乗ろうとしたゾロを無視して動いちゃう馬のシーン、『インディージョーンズ最後の聖戦』でも見たような。製作総指揮にスピルバーグの名を見つけて納得。娯楽ものとしておススメ。原題:THE MASK OF ZORRO。
- 13ウォリアーズ
- アラブの裕福な家庭に生まれた詩人アハメアド・イブン・ファハラン(アントニオ・バンデラス)。彼は人妻に恋をしてしまったが為に、北の国への大使と言う名目で国を追われてしまう。彼は旅の途中でブルヴァイを長とする北の民と出会った。彼らは、霧と共に現れ殺戮を繰り返す正体不明の魔物と闘うため、13人の戦士が必要だという。12人の北の民の戦士が名乗りをあげ、13番目の戦士は異国の者でなくてはならないという。彼は成り行きでその13番目の戦士に加えられてしまった・・・。
言葉の全くわからなかった主人公が、だんだん言葉を理解していく様子を、12人の戦士がだんだん英語を話していく事で表現しているのが面白かった。詩人なんていう優男がだんだんと戦士の一員になっていくのも面白い。それにしてもアハメアド・イブン・・・とひたすら続く長い名前にはびっくり。名前で、家柄や家系がわかるようになっているらしい。原題:THE 13TH WARRIOR。
- インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(’94)
- ラジオの取材をしていたインタビュアー(クリスチャン・スレーター)が出会った不思議な雰囲気をたたえた男は自らをヴァンパイアだと告げた。彼の名はルイ(ブラッド・ピット)。彼は吸血鬼となって過ごしてきた200年の思いを語り始めた・・・。
ルイを吸血鬼にしたレスタトにトム・クルーズ。人間の心を持ちあわせ、吸血鬼となった苦悩と悲しさを背負ったルイが、生き方を模索してフランスを訪れ出会った吸血鬼にアントニオ・バンデラス。アン・ライスのベストセラー小説が原作。なんて豪華なキャスティングでしょう。おススメ。原題はInterview with the Vampire。