「とほほママ」のよもやま話
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■セールスのプロ‥‥テレホンアポインター編 (1998/3/8)
ハウスクリーニングや布団のクリーニング屋さんからしょっちゅう電話が掛ってきます。電話帳に載っていないはずの引っ越し直後からかかってきているので、
引っ越し手続きに関わるところから各種クリーニング屋さんへ情報がいっているのかなぁ。
先日などは、こんなことが有りました。
「お布団のクリーニングのご案内です。お客様の羽毛布団ですが、購入時にメーカーに顧客登録されているのですが、もうクリーニングされましたか。
買われたかた皆さんにアフターサービスで1回は無料クリーニングを受けていただいてるんです。」
「どちらのメーカーさんですか。」
「■八さん、●川さんなど、8社ほどあるんですけれど。」
とほほママは思いました。我が家の羽毛布団は結婚する時に田舎の布団屋さんのオリジナルを買ったのです。もちろん買って6年、
東京に引っ越しましたなんて報告をその布団屋さんにするはずもありません。8社あるというメーカーのどの会社か特定しないところもあやしいし。
すごいなぁ。アフターサービスだ、なんて、おおぼら吹くんだもんなぁ。
もちろん丁重にお断りしました。
■セールスのプロ‥‥布団通販編 (1998/3/8)
「羽毛布団のレンタルなの。うちはレンタルしかしていないの。敷布団も羽毛よ。羽毛ってダウン。羽根じゃないの。
うちのはこんな細かいダウンが入っているの。羽毛で敷布団まで作ってるのはうちだけよ。お子さんにどう?羊毛のジュニア布団なんて絶対買っちゃ駄目。
羽毛なら一生もんよ。試しにレンタルで使って、期間が終わっても気に入ったら買い取りもできるの。1日に缶ジュース1本分よ。
冷蔵庫で腐らす物のこと考えたら安いじゃない‥‥。」ある通販お布団屋さんのセールスはこんな感じでした。
はじめは顧客をつかむために布団も含む雑貨の通販会員になる(カタログ代)500円集め。これは頼りなげなバイトの若い女性がやってきました。
気を許して、1冊雑誌を買う気持ちで申し込んでしまったら、次にカタログを届けに、「羽毛」のプロのおばさんがやってきたのです。
カタログ請求番号に電話をかければさらに年1~2回発行される最新カタログを無料で送ってくれるというので、
さすがに布団は申し込まないで、カタログを送ってもらったり、長女のベビー服など注文しました。商品はきちんと送られてきました。
2年後、次女が生まれたので、またベビー用のカタログを送ってもらおうと電話をしたら、電話はつながらなくなっていました。
ちょうど布団のレンタル期間が終わった頃だから、はなからそういうつもりで商売してたかな。それともつぶれちゃったのかしら。
教訓‥‥遠くの通販会社にご注意。お布団買うなら地元の老舗で。
お布団たのまなくてよかった~。もう5~6年も昔のはなしです。
■セールスのプロ‥‥新聞編 (1998/3/8)
新聞のプロセールスマンは、なかなかのつわものぞろい。販売店(配達屋)さんはそんなにしつこくないけれど、
全然別のところから来るらしいプロセールスマンはすごいね。とほほママが体験したのはこんな感じかなぁ。
その1/「いつもお世話になっている新聞屋です。粗品お持ちしました~~」
うっかり扉をあけたら「ええと、今、夕月新聞がはいってるんですよね‥‥」
おいおい、あんたどこの新聞屋?と思うまもなく書売新聞の売り込みだったりする。
その2/「夕月新聞です、いつまで入れてもらってましたっけ~??え?1年もですかぁ。粗品もってきました~。」
既に契約しているところだから大丈夫だろうと扉を開けると
「これ商品券。他に洗剤もあるんだけどね、そうだ野球見に行かない?ドームなの。行けないならもったいないから誰かにあげてね。
で、1年とってるって来年まで?じゃあさ、あんまり1つ所ばかりじゃあなた粗品ももらえないだろうから、
今日は書売新聞の人と一緒に回ってるんだけど、夕月新聞の後、書売新聞も取ってもらえない?」
商品券とチケットを差し出しながら、物陰を示すセールスマン。確かに離れたところにもう1人男性の姿が。
「え、ちょっと駄目なんです‥‥」なんて返事をしようものなら、手渡した商品券とチケットをしっかり取り返して去っていく。
‥‥あんた夕月新聞を装った書売新聞の勧誘屋さんじゃないの!
その3/「書売新聞です。今コンテストで回っているんですが、あと2件取らないと帰れないんです。コンテストの締め切りまでもう時間も無くて。
奥さんだけが頼りです、3ヶ月でいいからお願いします~。えーと、今日は‥‥」
3ヶ月分相当の入場券や商品券、おまけに大量の洗剤を置いていこうとする。
その4/「書売新聞です~。今勧誘で回ってるんですが、コンテストで今回成績が悪くて奨学金をもらえなくなちゃった奨学生がいるので、
なんとか、3ヶ月取っていただけませんか。」
苦学生が困っているなんて‥‥と、同情しながらも渋っていると
「3ヶ月分現金で置いていきますから‥‥」だって。一体どうなってるの?
その5/「新聞屋です、いつもお世話になっています~。来月から、サービスつけられなくなるんで、なんとか今回3ヶ月からでいいんで、
契約していただけませんか~?うんとサービスしますんで~」
半年前にもおんなじ事言ってたセールスマンがいたっけ。
皆さんのなかにもこんなセールスマンにあったひと多いでしょ?この人たちは勧誘だけの仕事であちこち回っているようですが。
契約と同等のサービス品をお客の家に置いていって、新聞の制作費や、この人たちの人件費が賄えるなんて、書売新聞はとっても儲かっているのね。
とほほママが高校生だった頃(ずいぶん昔ね)、ある人からこんな話を聞きました。
「発行部数トップだった夕月新聞が、その後、書売新聞に追い越された。それはなぜか。同じような論評でも、
『いや、そうじゃない、こうだ』と頭ごなしにいう夕月新聞と、『うん、そうだね。それにね、こういうのもあるよね』と
あたかも肯定してるようにいう書売新聞では、後者が支持を得やすいからだ。だから書売新聞が発行部数を伸ばした。」
その人は何かの受け売りでこう言っていたのかもしれません。でも、とほほママは、今、ちょっと違う考えです。
発行部数を伸ばした理由っていうのは、きっともっと単純で、あの「サービス攻勢」とセールスマンの「口のうまさ」のせいだろう‥‥って。
※追記 今日(3/11)朝刊の広告で「新聞のセールスマンは『身分証明証』を胸に付けています」という記事を見ました。
確かに、つわものセールスマン達はそんな身分証明証を付けていません。とすると、いったい何者なのでしょう。
■またまたたまごっち (1998/2/8)
(1997年)12月のクリスマスを目前に、たまごっちブリードタイプ(オスっち・メスっち)というのが出てきました。
デパートのおもちゃ売り場で1人でむすめのクリスマスプレゼントを物色していたとほほママの目はキラキラ。
早速売り場のそばにあった緑電話で子供たちと留守番中のパパに電話しました。
「パパー。ゴッチの新しーの注文しちゃだめぇ?」
とほほママのおねだりに、パパはひと言「もう3つもあってうるさいからやだっ。」
‥‥見事に却下されてしまいました。
仕方なくクリスマスの売り出しでごった返した売り場横の「ゴッチ発売一周年記念・クイズに答えてオスっちメスっちを当てよー」の
応募コーナーで、たくさんの子供に混じってむすめの名前で用紙を出してきた恥ずかしいおばさん‥‥は何を隠そうこの私です。
ちなみに、この懸賞には見事にはずれました。
そんな訳で、とほほママとむすめ達は「オスっちメスっち」のミニ本を買って満足しています。
それから、我が家の3個のゴッチはどうなっているかいうと、むすめがお世話に飽きてきて‥‥。
と、いうのも、むすめは隠れキャラが出てくるのを楽しみにしていたのですが、
いつも同じような育てかたなので、同じようなキャラにしかならず、グズるようになってきたのです。
晩ご飯後、眠たいのもあって「キーキーおサル(グズっている様子のこと)」になりながらてんしっちのお世話をしようとしていたむすめ。
パパの「そんなにグズグズゆうんなら、もう、おしまいにしなさい。」のひと声で、
ゴッチはちょうどバイバイモードからThanksになったところ(※注4)で、部屋の壁にぶら下げられてしまいました。
こんなふうに「おばけっち」や「Thanks」で放置されているたまごっちは多いのでしょうか。
お世話のよく分かっていない我が家のチビちゃんは、時々思い出して、文字だけ(thanks)になったてんしっちを首に下げて喜んでいますが。
※注4:何日か育てて「バイバイ・(お世話を)Thanks!!」になると、てんしっち1匹の育成ゲームが終了します。
■その後のたまごっち
「いい加減におしまいにしたら?」のパパの声もきかず、「ごっち」のお世話に明け暮れる我が家のおねーちゃん(4歳)とママ。
2歳のおチビちゃんもお世話の真似事をして喜んでいます。
先日「天使っち」がやって来て、娘達の間で取り合いになって大騒ぎ。
今日は、とほほママが買ってきた「たまごっちケース」で、またまたひともんちゃく。
「たまごっちケース」というのは、もちろんたまごっちをそのまま入れられるケースです。
付属のキャラクターシールを貼って、オリジナルな雰囲気が味わえます。
たまごっち3個にケースが3個。娘達に1個ずつ渡し、ママも1個持って、
オリジナルケース作成です。
とほほママはワクワク。かわいいシールをペタペタ。なかなかの出来栄えです。
中に「ごっち」を入れ、自己満足の世界。ところが‥‥。
「あー。ママーーー。チビちゃんが、おねーちゃんがせっかく貼ったシールはがしたーー。」
「ママーーー。ごっち鳴いたけどフタ開かないーーー。」
「マーマー。アケテ~。ウーン、ウーン。ウギャーーー(チビちゃんの怒りの声)。」
「マーマーーー。チビちゃんが中の敷くのとっちゃったー。」
「あーっ。みかちゅーのシールがない~~~。チビちゃんどこやったのー?」
「もーーー、ずきっちなんか2つも貼ってなかったのにーーーー。」
娘達は大騒ぎ。5分としないうちに3個の「たまごっちケース」は情けない姿に。
「ふうーーーー。」
思わずため息のママでした。だってだって、ママも一所懸命かわいくかわいくシールを貼ったのに~~~。ぐすん。
ママの理想の「なんておしゃれなたまごっちケース」は束の間の夢に終わったのでした。
■「JALのゴッチ」騒ぎ
我が家の2歳のむすめは「たまごっち」のことを「ゴッチ」と呼ぶ。
で、今(※注3)、JALの飛行機に乗って応募はがきにいろいろ書いて出すと「ゴッチ」JALバージョンが当たるらしい。
行きの機内でこのチラシを見た。尋ねるとパパはマイレージカードを作れば自動応募されるんじゃないかという。
ほんとかなぁ?と思って帰りの搭乗手続きカウンターで入会したとほほママとパパ。これで「ゴッチ」が当たるかも。
でも、帰りの機内でもう一度チラシを見たら、やっぱりこのチラシのはがきで応募しなきゃいけないらしい。
「パパ、これじゃなきゃ駄目みたいよ。ねーねー、書いて書いて。ママ、ゴッチ欲しーーー!!だってコレ(新種)でしかもコレ(英語版)なんだよぉー。」
チラシを指差してママがあんまり騒ぐので、通路はさんだ横の座席のスーツ姿のお兄さん二人が、しげしげと自分達のチラシを見た。
そしておもむろに胸ポケットからペンを出し、
はやばやと記載して、そのうえはがきを切り離してニンマリしながらとっとと乗務員さんに渡してしまった。
ママは先を越されてとってもくやしいので「パパー書いてーかいてー。ボールペンーー。」
パパは仕方なく手荷物入れからカバンをだし、ボールペンを捜してくれた。
「ママは(希望景品は)ゴッチだからね。」「えー、わたし、ゴッチもうあるからデジモンがいいー。」と4歳のむすめ。
‥‥機内でこんなことで大騒ぎしてるのはとほほママだけでしょうか。大騒ぎしたから競争率があがってしまったのかも。
(うぐぐ、あのオニーサンたちに当たったらくやしいっ。)
相変わらずパパはお子様3人連れて飛行機に乗ってた気分かな。パパに尋ねると
「幼い妻と子がいて大変だ。」だって。
※注3:これは1997年9月の記事です。しかも懸賞には見事にはずれました。
■ブースカ人形
「ねーねー、パパ、パパー。買っちゃった、買っちゃった。ブースカ(※注2)だよー。」
これがママの帰宅第一声になりました。
パパに留守番と子守りをお願いして出かけた横浜のとあるデパート。帰りに立ち寄ったおもちゃ売り場でブースカの指人形を発見したのです。
ママは思わず、ちびっ子に混じって指人形をゲット。
「ほら、もう帰るよ。よし君。」とか言ってるどこかのお父さん。
「あれ、ブースカじゃない?」「え?でもブースカお品切れですって書いてあるよ。」とそのお父さん。
確かによく見ると指人形のいっぱい入ったケースの上に「ブースカお品切れ中です」の文字が。
「でも、これはブースカよ、絶対。」ママは思って2個も買ってしまいました。
以前、八景島シーパラダイスのお店で、ブースカがいなくて悲しかったママは「八景島の仇を横浜で討つ」の心境。
家に帰って「ねーこれ、ブースカだよね。」
「お品切れ中」の文字に不安を抱いたママはパパに確かめました。
「うん、ブースカだと思うけど。」
「お子様かきわけて、買ってしまった。」
「‥‥はずかしいなぁ。ついこないだまでブースカ知らなかったのに。」
「知らなかったんじゃなくて、忘れてただけだもん。」
M78ショップで指人形を物色しているオバサンがいたら、それはとほほママかもしれません。ホホホホホ。
※注2:「ブースカ」は円谷プロの怪獣です。最近その愛らしいキャラクターが脚光を浴び、グッズがいろいろ出ています。
■とほほママの「怖かった話」
とほほママは「結構、虫や動物は大丈夫なほうである」と自分では思っていました。
ヤゴをポケットに入れっぱなしにして洗濯物の山の中で羽化してしまい叱られたことだってあるし(自慢にならない)、
守宮(ヤモリ)はきれいでかわいいと見惚れてたりも。(でも触るのには抵抗あるけど。噛まれたら怖いし。噛まない?)
そんなとほほママがとっても怖かったお話です。
海にいくと岩肌を駆け巡っているちょっと動きやサイズがゴキちゃん(ゴキブリ)に似ている虫(※追記あり)。
(わたしはフナムシだと思っていたのですが図鑑がないのでよく分かりません。)前に住んでいたところが海のすぐ前だったので、
とにかくこの虫をよく見掛けていました。
でもある日3階の我が家のベランダで発見した時にはびっくり。
よく登ってきたなーと思いました。見ると、岩場にいる虫より白っぽく透き通っていて、くりくり黒目が点々と2つ。
「ちょっときれいでかわいい。」とほほママは思いました。(丁度ミジンコに抱くのと似た感覚。)
「いやだー虫なんかズェーッタイ嫌イー。」って言う人には、ごめんなさい。でも昆虫や動物って造形美を感じることってあるじゃないですか。
で、とほほママはその虫をシャベルですくってベランダからポイしようと考えたのです。
ところが。怖いことが起こってしまったのです。ええーーん。今思い出してもちょっと怖い。
そりゃやっぱり生きた虫ですからシャベルで追うと逃げます。手元が狂ってシャベルでつぶしてしまったの。
きゃー!!やっぱり怖いよぉー。えぇーん。
その奇麗な透き通った虫さんからミニチュア虫さんが
ワラワラワラーーーっと‥‥出てきたんです。3~40ぴき?くらい。いや、もっと?(ちょっと大袈裟??でもホント。)
「こ、怖いよぉ~。」声にならない声でつぶやいてしまいました。「えぇい、水で流せば何とかなるかも。」
‥‥水を流したってだめでした。何てったって磯辺にいる虫ですもの。ちょっとの水じゃびくともしません。ほうきで掃いたって駄目でした。
何てったって、岩場にいる虫ですもの。しっかりセメントにしがみついて離れません。
「えぇーん。こわいよぉ。」思わずパタパタ足踏みしてしまいました。足踏み・・・そう、そうです。退治するには他に方法がありません。
家の中に入ってこられたら困ります。
「‥‥ごめんね、虫さん。」
あぁ、もうこれ以上は書くのをやめましょう。
「虫さん、ごめんなさい。」「虫嫌いのひと、ごめんなさい。」
とほほママの超怖かった話でした。(‥‥でも、フナムシって胎生なの?)
※とほほママ追記(1999/12/14):フナムシは虫ではなく、甲殻類十脚目で海老や蟹の仲間だそうです。卵胎生で一度に数百匹以上の幼生を離すそうです。
白くて透き通っていたのは脱皮直後かアルビノかもしれないとか。情報をくださった方ありがとうございました。
■たまごっち
発売したばかりの頃、お店屋さん(特に出店)でしか見たことなかった本物のたまごっち。
当時、デパートやおもちゃ屋さんでも「入荷未定」。あるいは客寄せの道具になっているようで、手に入れやすくよく見かけるのはバッタモンばかりでした。
そんな憧れの本物たまごっち欲しさに、とほほママは4歳の娘の名で、1枚の官製はがきにアイスの応募券を貼り、
娘のカラーサインペンで目立つように絵や文字を書いてポストへ入れたのでした‥‥。
そしてすっかり忘れかけてた頃に宅配便が。ぱっと見た荷物のサイズが、ちょうどVHSビデオサイズだったので、
ひと月ほど前に「幼児用英語教材ビデオの見本を送りますのでよろしく~。」と電話のあったアレかと思ったのですが。
封をあけるとTVでしか見たことの無かったユニークな「たまごっち」の文字が。「わーいわーい。」
その夜から、とほほママと娘との壮絶な?たまごっち争いが始まりました。
「あー、たまごっち鳴いたよー。」
「あ、あなた難しいから触っちゃ駄目よ。ママもパパもまだ説明書よく読んでないんだから。」
「えー、でも、わたしも、お世話したいー。」
それでも1日ですっかりお世話方法をマスターした4歳の娘。
ハンズで平紐を買ってたまごっちに付け、幼稚園以外のお出かけには必ず首に引っかけて連れ歩いています。もちろん花やしきにも連れて行きました。
たまごっちのお世話をすっかり娘に取られてしまったので、3日後、とほほママは経済力に物を言わせ?「たまごっち大百科」なるミニ本(466円)を買ってきました。
娘のたまごっちがどんなモノになるのか知りたかったからです。
たまごっちは娘に取られてしまったので、この本に対するママの思い入れはちょっぴり大きい。「この本はママの。」
ところが、本についていたキャラクターシールを1歳の娘に剥がされてしまいました。「大事にとっておいたのにー。」
悔しがるとほほママは開き直って自分ひとりでシールを貼っては悦に入っていました。それを見たとほほパパは呆れ顔。
「一体(歳)いくつなんだ。」
「え、わたし?三つ。」
娘達と対等に?喧嘩しているとほほママ。ああ、全くおとなげない。
‥‥ところで、この「大百科」を買ってきて怖いことに気付きました。
5歳で37gでは「デブ」と書いてあるのです。ああ、うちの子(もちろんたまごっち)は5歳で87g。6歳になった頃には97gに。
まさに「なんじゃこりゃ。」超デブです。
この日から我が家のたまごっちのダイエットが始まりました。現在10歳34g。やせすぎ?かしら。
■思い込んだら
なんだかこのネタは一部で有名なようですが、ありました、私の知り合いにも。
今から15年位前のこと。とほほママは高校生でした。
高校のテニスの授業の後は、班毎に交代でコートを整備して帰ります。
その日は、とほほママの班が当番でした。みんなでトンボ(グランドを平らにならすT字の棒)で砂をならし、ローラーをかけ終えた時、SちゃんとKちゃんの会話。
「私、トンボ片づける。」
「じゃあ、私、こんだら片づけるね。」
「こんだら?」
「うん。」
「じゃあ、お願いね。」
この二人のやり取りを聞いて、とほほママは思いました。
「あぁ、『今度は』っていうのを『こんだら』っていうのかな。市内のいろんなとこから生徒が来ている高校だから、方言なのか。」
翌週のテニスの授業後、Sちゃんからこんなことを聞きました。
「ねー、この前Kちゃんが『こんだら』って言ってたの、あれ、ローラーのことだって。」
「えぇー?」
「巨人の星(アニメ)の『♪お・も・いーぃこんだーぁら』っていうシーンで、主人公がローラーひくのを見て、『重いコンダラ』だと思っていたんだって。」
「えぇーーーーー!?」
その後、深夜ラジオや若者向けTVで、ときどき「コンダラ」の話題が出ていました。
我が校からの投稿者がいたのでしょうか。それともこのネタは全国的に多いのでしょうか。う~む、謎です。
■ブルース・リー
久しぶりにブルース・リーの映画がTV放映されていました。ブルース・リーといえば私が小中学校時代のカンフー映画スターです。懐かしいなー。
その頃、クラスの女の子で、ブルース・リーに憧れていたYちゃんが、学校にブルース・リーの本を持ってきていました。
アニメ一辺倒で、お子ちゃまだった当時のとほほママは、ブルース・リーをあまり知りませんでした。
本を見せてもらいながら、Yちゃんととほほママの会話。
「かっこいいな。ハンサムでしょ。この映画の制作中に急死しちゃったから、このシーンは代役なんだって。」
「へえー。」
「カヤクご飯が好きで、そればっかり食べてたんだって。亡くなる前の日も食べてたんだって。」
「え?カヤクご飯?カヤクご飯ってなに?」
「カヤクをご飯にかけて食べるんだって。」
「火薬を?なんで、火薬なんか食べるの?」
「身体にいいって思ってたんじゃない?」
「ふーん。火薬ご飯だなんて、そんなの食べてたら早死にするよ、やっぱり。」
「そっかぁ。そうだよねー。うん。そうかも。」
「カヤクご飯」という呼び方を知らなかったお子ちゃまとほほママ。
でも、それで納得していたYちゃんも、ホントは知らなかったのかもしれない。
「加薬ご飯(五目ご飯)」のことなのにね。
■気になるカメ
毎日娘を幼稚園に送り迎えするとほほママ。
パパに「娘2人を載せた自転車運転は危ない」と自転車購入を反対され、
未だに徒歩で通っています。
その途中、気になるその亀はいました。
祭りの出店で見かける亀が大きくなったのでしょう。
7センチ位の甲羅の亀が飼われているのです。
水槽(虫かご兼用の小さいプラスチックケース)には水が10センチほど入っていました。
時々バタバタしたり、背伸びして鼻を水面に出したりしています。
亀を飼った事はないけれど(※注1)ときどき田んぼや畦道を歩く亀を見たことのあるママは、
なんだか休むまもなく水中に居なくてはいけないこの亀が気になってしょうがありません。
「川に住む亀だから、陸も作ってやらないと疲れちゃうね。」
毎日見るから、他人の家の亀ながら気になってしょうがないとほほママ。
娘に語りかけながら、家の人に気付いてもらえるといいな、と思うのでした。
半年後、水槽になぜだか、プラスチックの網ザルの様なものが放り込まれていました。
亀が休む所にするつもりでしょうか。ぷかぷか浮いていてあまり役に立っているとは思えません。(亀がのると沈んじゃう。)
寒さで水温も下がり、いつもはじたばたしている亀も、手足頭を全て甲羅に入れて水底に沈んでいる事もありました。
数ヶ月後、水面よりやや高いゲンコツのような尖がり石が入れられました。でも、亀はあんな石に登れるのでしょうか。
ある朝、亀がその石のてっぺんに腹を乗せて甲羅干しをしていました。頭と手足をピンと反らしてのけぞっています。
その姿がおもしろくて、パパに報告。
「あのね、亀がね、石のてっぺんにね、乗っかってそっくり返ってたの。」
「で、どうやっておりるんだ?降りれなくてそうなってたんじゃない?」
パパにきかれましたが、ママにもよく分かりません。
石のてっぺんに上がると腹だけ石に当たって手足は届きそうにありませんでした。
「亀はどうやって乗っかったんだ?だれか乗せたのかな?」
謎です。たしかに亀が自分で登れるようには思えなかったのです。
「分からないけど、乗っかってたの。」
時々その石はなくなったり入っていたり。でも、やっぱりあいかわらず水はたくさん水槽に入っています。
1年後、亀の水槽に砂の陸が作られました。
「あーやっと、陸を作ってもらえたんだねー。」
とほほママは他人事ながらうれしくなってパパに報告しました。
でも、最近またまた気になっているのです。
亀は南東の玄関口の塀の上に水槽を置かれているのです。しかも、季節は夏。
朝から午後まで日が射して、きっと水はお湯になっているはず。
大理石を砕いた砂の陸だって、あっちっちになっているはず。
朝、亀がじたばた暴れて水槽のガラスによじ登ろうとしています。
昼前の幼稚園のお迎えの時刻には、ジリジリする日差しで、ママや娘の手足が真っ赤になります。
亀はとうとう手足を甲羅にしまい込んで、ガラスにくっつくように腹をこちらにしてじっとしていました。
気になる亀さん。大丈夫かなー。他人の家の亀だけど、毎日気になってしょうがないのでした。
「カメさんあっちっちでかわいそうだね。」
家の人に気付いてもらえるといいな、と思いながら、娘に話しかけるママでした。
翌日、亀さんの陸地は無くなっていました。亀があばれて砂が平らに均されてしまったようです。
「また元に戻ってしまったのね。亀さん、強く生きるんだよ。」そう思うママでした。
※注1:この記事の2ヶ月後、とほほママの家に3cm(甲羅の長さ)のカメがやってきました。
■あきはばらのタッチおじさん
とほほママは秋葉原でタッチおじさん(痴漢じゃないよ)にあった。
キャンペーンのおねーさん達に手を引かれ小雨の中を歩く哀愁のタッチおじさんの着ぐるみ。
1歳半のむすめを抱いたミーハーとほほママは、信号待ちのタッチおじさんを見て叫んだ。
「わー、タッチおじさんだ!」(もちろん「わー」の後にはハートマークが付いている。おまけにオバサンの強みで、回りの事は全く気にしてない。)
とほほ一家に気付いて、キャンペーンのおねーさんが4歳のおねーちゃんと抱っこされたおちびちゃんにと、記念品を1つずつくれた。
タッチおじさんもむすめ達にバイバイしてくれた。
キラキラお目々のママが、娘からみせてもらったそれは、小袋に入ったタッチおじさんのバッヂだった。
「わーい、もらっちゃった。(またまたハートマーク)」
とほほママは密かにタッチおじさんのファンだったのである。(でも私はF通のまわしものじゃないよ。)
何年か前、鮮烈にCFデヴューし「あ~ぁそれだけはゆわんといてくでぇ~。」とのたうつその姿に、ママは魅せられてしまったのだ。
御満悦のとほほママはパパにくっついて更に別の電気やさんへ向かう。
すると、何軒めかのお店で別のキャンペーンおねーさんが、抱っこした娘に記念品を差し出した。
キラキラ光る小さなそれはまさに先ほどのバッヂ。
とほほママの目は更にウルウル。「また、もらってしまってもいいんだろうか‥‥。」
迷いとは裏腹にママの手はしっかりと記念品を握り締めていた。
「また、もらっちゃった。ママ、秋葉原大好き。」
「子供にくれたタッチおじさんのバッヂくらいで目がウルウルしてるなんて‥‥」
パパは半ば呆れ顔。でも、ママはとっても感激だったのだ。
「また秋葉原でタッチおじさんのバッヂもらわなくちゃ。」
お子様以上にはしゃぐママ。家族4人で出かけた日には、
きっとパパは「子供3人連れて歩いてる」って気がしているに違いない。