Javaアプレット

Javaアプレットは Java 9 で非推奨となり、Java 11 で廃止されました。
目次

Javaアプレットとは

Java は C や C++ と同様のプログラミング言語です。ファイルの読み書きもできますし、コマンドプロンプトから実行することもできます。Java で作成された通常のソフトウェアを Java アプリケーション と呼びます。

Java アプリケーションの一種で、特に、下記の条件を満たした上で、ブラウザの画面上で動作するものを Javaアプレット(Java Applet)または単に アプレット(Applet)と呼びます。アプ(App)はアプリケーション(Application)、レット(-let)は小さいを意味します。

  1. Appletクラスのサブクラスとして実装される。
  2. ブラウザで表示されるコンテンツとして実行可能。
  3. セキュリティを考慮して、クライアント側のファイル等にはアクセスできない。
  4. paint() や init() などいくつか決められたインタフェースを持つ。

Javaアプレットのサンプル(Applet)

テキストエディタで次の2つのファイルを作成してください。

AppletTest.java
import java.awt.*;
import java.applet.*;

public class AppletTest extends Applet {
    public void paint(Graphics g) {
        g.drawString("Hello World!!", 60, 30);
    }
}

AppletTest.htm
<html>
<head>
<title>AppletTest</title>
</head>
<body>
<h4>AppletTest</h4>
<applet height=50 width=200 code="AppletTest.class"></applet>
</body>
</html>

AppletTest.java をコンパイルして AppletTest.class を作成します。

C:java>javac AppletTest.java

Internet Explorer から、AppletTest.htm ファイルを開いてください。ブラウザに Hello World!! と表示されれば成功です。


Hello World!!