下記の環境でインストールを試みました。
ホストOS:Windows 11 Home 22H2 (16GB Memory/Core i5-10400) ゲストOS:Rocky Linux 9.1 (4GB Memory/4CPU) ハイパーバイザ:VirtualBox 6.1.40
しかし「end Kernel panic - not syncing: Attempted to kill init! exit code=0x00007f00」エラー。エラーの冒頭部が見えなかったので VirtualBox のレコーディングで流れるログをキャプチャしてみると「CPU does not support x86-64-v2」エラーが出てました。下記で紹介されていたスクリプトで調べたところ、私の Core i5-10400 では popcnt 命令がサポートされていないみたい(泣)。
ちなみに娘のノートPCは x86-64-v4 対応でした...。今度貸してとお願いしてみよう...。
変更点の詳細は下記を参照してください。
ベースOS が Fedora 28 から Fedora 34 になりました。
下記のモジュールなどがアップデートされています。
OpenSSL 1.1.1k → 3.0.x OpenSSH 8.0p1 → 8.7p1 Node.js 10 → 16 Perl 5.26 → 5.32 PHP 7.2 → 8.0 Pythoon 3.8 → 3.9 Ruby 2.5.9 → 3.0 Git 2.31 → 2.39 Subversion 1.10 → 1.14 Apache 2.4.37 → 2.4.51~2.4.57~ Nginx 1.14 → 1.20 Varnish 6.0 → 6.6 Squid 4.15 → 5.2~5.5~ MariaDB 10.3 → 10.5 MySQL 8.0 → 8.0 PostgreSQL 10 → 13 Redis 5.3 → 6.2 GCC 8.5 → 11.2~11.4~ glibc 2.28 → 2.34 binutils 2.30 → 2.35.2 OpenJDK 1.8.0/11/17 → 11.0 Maven 3.5.4 → 3.6 Ant 1.10 → 1.10 GNOME 3.28 → 40
SSH でパスワードによる root ログインが許可されなくなりました。/etc/ssh/ssh_config の下記パラメータで制御されます。
PermitRootLogin prohibit-password
SHA-1 がデフォルトでは使用不可となりました。どうしても利用したい場合は下記を実行後リブートします。
# update-crypto-policies --set DEFAULT:SHA1
/etc/selinux/config による SELinux の無効化が廃止されました。どうしても無効化したい場合は下記を実行してリブートします。
# grubby --update-kernel ALL --args selinux=0
/etc/sysconfig/network-scripts によるネットワーク設定が廃止されました。代わりに NetworkManager を使用します。
# dnf -y install NetworkManager # systemctl enable --now NetworkManager # nmcli または nmtui
iptables-nft と ipset が非推奨となりました。代わりに nftables パッケージの nft コマンドを使用します。
# dnf -y install nftables # nft -i