ホームページを公開しよう

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目次

自分のURLを取得しよう

ホームページを公開するには、Webサーバー(HTTPサーバー)と呼ばれるコンピュータのハードディスクに、作成したHTMLファイルや画像ファイルをコピーしてやる必要があります。サーバーの利用形態としては次のようなものがあります。

自分でサーバーを用意する
ホームページを公開する期間(通常は常時)ネットワークに接続されたマシンがあれば、その上でWebサーバー用のソフトウェアを動かすことで、マシンをサーバーとして利用することができます。Windows NT ServerではIISというサーバー用ソフトがOSに添付されています。Windows 95ではAn httpdというフリーソフト、UNIXではApacheというフリーソフトがオススメです。詳細は「とほほの厳選ツール集(WWWサーバー編)」を参照してください。
身近な人や部署が用意したサーバーを利用する
企業や大学でホームページを公開する場合、誰か身近なところですでにサーバーの管理者が居るかもしれません。
プロバイダが用意したサーバーを利用する
プロバイダに加入して自宅などからアクセスしている場合は、この方法が手っ取り早いでしょう。多くのプロバイダがホームページ開設のサービスを有料・無料で行っています。プロバイダのホームページに開設方法や、公開方法が説明されています。

FTPでサーバーにホームページを転送しよう

プロバイダが提供するサーバーにファイルを転送するには、通常 FTP(File Transfer Protocol)クライアント と呼ばれるツールを用います。Windows であれば FFFTP あたりがオススメでしょうか。「とほほの厳選ツール集(FTPクライアント編)」を参照してください。

FTPクライアントを用いる場合、サーバー名ログイン名パスワード の情報を把握しておく必要があります。プロバイダによって若干呼び方が異なるので注意してください。これらの情報はプロバイダから示されます。

【サーバー名、ログイン名、パスワードの例】
URLhttp://www.xxx.zzz/~tohoho/
サーバー名www.xxx.zzz
ログイン名tohoho
パスワードuso-dayon

FFFTPの使い方

Windows で動作する FTPクライアントとしては、曽田さんが開発された FFFTP がオススメです。FFFTPは http://sourceforge.jp/projects/ffftp/ から入手可能です。以下の説明は私が持っているバージョン(Ver1.22)に関する説明です。

ダウンロードして解凍後 FFFTP.EXE を起動し、[接続]→[ホスト設定]→[新規追加]で、下記の情報を入力し、[接続]ボタンを押しましょう。

ホスト一覧に表示する名前 適当な名前(例:xxx)を入力。
ホスト名(アドレス) サーバー名(例:www.xxx.zzz)を入力。
ユーザ名 ログイン名(例:tohoho)を入力。
パスワード パスワード(例:uso-dayon)を入力。
ローカルの初期フォルダ 作成したHTMLファイルがあるフォルダ(例:C:\HomePage)を入力。
ホストの初期フォルダ サーバー側のフォルダ(例:public_html)を指定します。プロバイダによっては指定しなくても構いません。

上記の入力は記憶されているので、次回の起動からは [接続(F)]→[接続(C)...]からタイトルを選んで[接続]ボタンで接続します。

接続できない原因としては、ホスト名(サーバー名)が正確でない、マシンがネットワークに接続されていない、プロキシを経由させないと接続できないようになっている、ユーザー名やパスワードが誤っている(大文字・小文字は別の文字として区別されます)などの理由が考えられます。

接続が完了したら、左側のファイル一覧から転送したいファイルを選んで、ツールバーの [↑](アップロード)ボタンを押しましょう。これで転送は完了です。

ファイル転送の際の注意

ファイルを転送する際にはいくつか注意すべき点があります。

プロバイダの注意書きはよく読む
転送の前に、プロバイダやサーバー管理者の指示書をよく読んでください。ファイルをすべて public_html というディレクトリ(フォルダ)の下に置かなくてはならないなど、いろいろな規則があります。
大文字・小文字に注意する
サーバーが UNIX 系の場合、ファイル名の大文字と小文字は別の文字として区別されます。例えば、<a href="file.html"> としているのに、転送したファイル名が FILE.HTML であれば、リンクは失敗します。
画像はバイナリモード(Rawモード)で転送する
FTPツールには、バイナリモード(Mac の Fetch の場合は Rawモード)とテキスト(アスキー)モードがあります。画像はバイナリモードで、CGI はテキストモードで送るのが一般的です。HTMLファイルはどちらでも構いません。
キャッシュに注意
転送したファイルをブラウザで確認する際、ブラウザのキャッシュにデータが残っているために表示内容が古いままの場合があります。この場合は[表示]→[最新の情報に更新]や、[表示]→[再描画]などで画面の再読み込みを行ってください。

Copyright (C) 1997-2016 杜甫々
初版:1997年3月30日、最終更新:2016年5月1日
http://www.tohoho-web.com/wwwbeg7.htm