<font> - フォント

目次

概要

形式
[非推奨] <font></font>
サポート
https://caniuse.com/mdn-html_elements_font
タグの省略
開始タグ:必須、終了タグ:必須
包含可能要素
インライン要素
属性
グローバル属性
(その他下記参照)

説明

<font></font> で囲まれた文字の大きさ、色、フォントなど指定します。

Netscape Navigator で導入され、HTML 3.2 に取り入られましたが、意味と見栄えの分離ポリシーにより HTML4.01 では非推奨として定義され、HTML5 で廃止されました。代わりに font-size, color, font-family などのスタイルシートを利用してください。

フォントに関する詳細は 「フォント」 を参照してください。

属性

グローバル属性
詳細は グローバル属性 を参照してください。
size=n
[非推奨] H3-H4T/e2/Ch/Fx/Sa/Op/N2
フォントのサイズを指定します。n には 1~7 の数値を指定します。既定値は通常 3 のようです。size="+1" や size="-1" のように、現在の大きさに対する相対値を指定することもできます。プラス(+)を指定する場合はダブルクォーテーションで囲む必要があります。スタイルシートでは font-size を使用します。
color=color
[非推奨] H3-H4T/e2/Ch/Fx/Sa/Op/N2/i2
フォントの色を指定します。スタイルシートでは color を使用します。
face=font
[非推奨] H4T/e2/Ch/Fx/Sa/Op/N3
フォントを指定します。候補のフォント名をカンマ(,)で優先順に並べておくと、その中にブラウザで表示可能なものがあればそれが使用されます。スタイルシートでは font-family を使用します。
font-weight=n
[非推奨] N4
フォントの太さを指定します。100~900 まで 100 刻みで指定可能です。スタイルシートでは font-weight を使用します。
point-size=n
[非推奨] N4
フォントの大きさをポイントサイズで指定します。スタイルシートでは font-size を使用します。

使用例

大きさ 5 の文字を書きます。

HTML
<font size=5>大きさ 5の文字</font>

今より 2段階大きな文字を書きます。

HTML
<font size="+2">2段階大きな文字</font>

赤い文字を書きます。

HTML
<font color="red">赤い文字</font>

フォントを指定します。

HTML
<font face="Times New Roman">This is Japan.</font>

これらを組み合せて指定します。

HTML
<font size="+2" color="red">大きな赤い文字</font>

詳細

見栄えはスタイルシートで記述することが推奨されています。

HTML
<div style="color:red; font-size:10pt;">~</div>

<font></font> の間に <div><table> などのブロック要素を記述することはできません。

HTML
× <font color="red"><div>~~~</div></font>

色を表示できないブラウザ、文字の大きさを変更できないブラウザ、目の見えない人のための音声ブラウザなどを考慮し、フォントの大きさや色の情報が無くても情報が正確に伝わることを心がけてください。